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離床センサーで転倒事故、徘徊を予防。種類や価格、失敗しない選び方とは?

離床センサーとは

離床センサーとは、医療機関や介護施設などでベッドからの転倒・転落、徘徊などによる事故を予防するために使用される機器です。学会等でも転倒や転落による事故の予防には離床センサーの使用が有効であることが報告されています。

離床センサーの使用対象となるのは高齢者を中心とする認知症の方が多く、ナースコールを認識できない方、徘徊される方などです。介護だけでなく、脳外科疾患、高次脳機能障害の看護でも使用されています。

離床センサーには、ナースコールシステムを利用したナースコール離床センサー、介護施設で使用される介護離床センサーなど、さまざまな機能や仕様が揃っています。ベッド周辺に設置するだけで使える安価で介護保険適用のレンタル品もあり、在宅でも導入しやすくなっています。

便利な離床センサーですが、患者や施設利用者、要介護者(以下、対象者)や状況に適した製品を選ばないと、離床を感知できなかったり、不必要な通知が頻発したり、または費用面が負担になるなどの問題が生じる可能性があります。離床センサーの種類と価格、選び方のポイントをご紹介します。

離床センサーの種類と価格

離床センサーを7つのタイプに分けてご紹介します。この中でさらに、ケーブルで接続するタイプとコードレス、ナースコールにつないで通知するものと専用の受信機を使用するものなどの違いがあります。

※以下でご紹介する価格帯は2017年3月時点のものです。

離床センサーのタイプ① マットセンサー

ベッドの足元の床に設置するタイプ。対象者がベッドから降りて床に足をついたときに、センサーマットが体重を感知して、通知されます。

<価格帯>
購入価格:33,000円~180,000円

離床センサーのタイプ② ベッドセンサー

ベッドに横たわったときの肩から腰にあたる部分や枕の下にセンサーパッドを敷くタイプです。対象者が起き上がると、センサーパッドに体重がかからなくなったことを感知して通知されます。

<価格帯>
購入価格:44,000円~180,000円

離床センサーのタイプ③ ベッドサイドセンサー

ベッドの端にセンサーパッドを設置するタイプ。対象者がベッドの端に座ったり、落下しそうになったときなど、センサーパッドに体重がかかったことを感知して、通知されます。

<価格帯>
購入価格:38,000円~180,000円

離床センサーのタイプ④ タッチセンサー

センサーパッドをベッド柵や介助バーに巻きつけて設置するタイプ。対象者が起き上がろうとして柵をつかんだときに通知されます。

<価格帯>
購入価格;41,000円~170,000円

離床センサーのタイプ⑤ 非接触感知センサー(赤外線、超音波など)

対象者がベッドから起き上がったり、降りたりするときに通過する場所に、赤外線や超音波などを出すセンサーを取り付けるタイプ。対象者の体が赤外線などを遮断すると通知されます。

<価格帯>
購入価格:20,000円~120,000円

離床センサーのタイプ⑥ クリップセンサー

対象者の衣類や掛け布団に紐がつながったクリップを取り付けるタイプ。紐の先はベッド脇などに設置したセンサー本体に、マグネットなどでつながっています。対象者が身体を起こしたり、かけ布団をめくったときに、センサー本体から紐が外れると、通知されます。

<価格帯>
購入価格:20,000円~40,000円

離床センサーのタイプ⑦ タグセンサー

識別可能なICタグなどを取り付けた対象者が、タグの受信機の感知範囲内に入ったときに通知されるタイプ。感知の方法は、対象者がマットを踏んだり、センサーを設置したエリア内に入ったときに感知するものがあります。

<価格帯>
購入価格:施設用/350,000円~  在宅用/200,000円~650,000円

離床センサーの選び方

離床センサーを選ぶときは以下の点について検討し、対象者の状況や施設の条件に応じた製品を選びましょう。

<離床センサーを選ぶ前に>

  1. 対象者がどのような状況で転倒・転落するか
  2. どのタイミングでの通知が必要か
  3. 通知方法を選ぶ(ナースコール、専用受信機)
  4. ケーブル式、コードレス式を選ぶ

■ベッドからの転落や転倒する可能性が高い場合

ベッドから転落・転倒する可能性が高い場合は、対象者が起きあがる行動を起こしたタイミングで通知するタイプが適しています。対象者が動き出した早期に通知されるため、時間的余裕をもって対応することができます。但し、寝返りなどの動きも通知されてしまう場合があります。

<適しているタイプ>
②ベッドセンサー、④タッチセンサー、⑥クリップセンサー

■徘徊する可能性がある場合

徘徊する可能性があり、日常的にベッドから起き上がっている対象者の場合は、起き上がったタイミングで通知するタイプでは不必要に通知されてしまいます。この場合には、対象者がベッドから降りようとするタイミングで通知するタイプが適しています。

<適しているタイプ>
①マットセンサー、③ベッドサイドセンサー、⑤非接触感知センサー

■ランニングコストやセンサーパッド交換の手間を抑えたい場合

センサーが常時通電するタイプは消耗しやすく、センサーパッドの定期的な交換が必要になります。定期的な交換が必要なセンサーですと、②ベッドセンサーは、センサーパッドの寿命が1~3年と言われており、大量に使用すれば、ランニングコストの負担も大きくなってしまいます。定期的にセンサーパッド交換をするコストを抑えたい場合は、以下のタイプが適しています。

<適しているタイプ>
①マットセンサー、③ベッドサイドセンサー、④ベッド柵タイプ、⑤非接触感知センサー、⑥クリップセンサー

高性能な離床センサー、人為的なミスなく上手に使いこなすには

離床センサーは普及するにつれて高性能化が進み、現在では誤報を減少させる機能を備えた製品も出てきました。

そんな高性能化が進む離床センサーですが、介助作業の際に電源を入れたままにしておくと、介助作業のたびにセンサーが反応してしまいます。そのような事態を避けるために、介助作業中はセンサーの電源を停止させる場合が多いので、そのまま電源を入れ忘れるなどの人為的なミスがどうしても起きてしまいます。

介助士も人間ですから、そういったミスをゼロにすることはできません。だからといって、電源の入れ忘れを避けるために介助中もスイッチを入れておくと、誤報が頻発してしまい、本当に必要なコールに気づくのが遅れるなどのリスクもあります。

人為ミスと介助中の誤報、そのジレンマを解決するのが「moniswitch」です!

「moniswitch」は、離床センサーとナースコールの間に取り付けるスマートスイッチです。
離床センサーに「moniswitch」を接続すると、介助作業終了後に離床センサーの電源をうっかり入れ忘れても、キー端末(moniコン)を持った介助者がベッドから離れたことを、機器が感知して、自動的に電源が入る仕組みになります。

離床センサーとナースコールの間に配線するだけで取り付けも簡単! moniコンは500円玉サイズなので、持ち運ぶ介助者の負担も少ないのが特長です。高機能の離床センサーに買い換える必要もなく、取り付けたその日から離床センサーの電源入れ忘れに悩まなくなります。

誤報や電源入れ忘れの心配なく、安心して介助することができる便利なスイッチである「moniswitch」。すでに離床センサーを導入されている方、これから離床センサーを導入しようと考えている方、どちらの方にもおすすめです。